夭折した天才監督・山中貞雄が活躍した1930年代。
日本映画　黄金の青春時代を生き生きと描いた、名匠・加藤泰の遺作ノンフィクション。


28歳で夭折した山中貞雄(1909ー1938）の監督生活はたったの5年。現在鑑賞できるのは『丹下左膳余話 百萬両の壺』『河内山宗俊』『人情紙風船』の3作品のみ。しかし、それらはいずれも時代を代表する作品であり、後年に多くの影響を与えた。

加藤 泰（1916ー1985）は任侠映画や時代劇の監督として活躍。
代表作に『沓掛時次郎 遊侠一匹』、『明治侠客伝 三代目襲名』、『緋牡丹博徒』シリーズ等がある。
山中貞雄は母方の叔父である。



キネマ旬報社　1985　初版　四六判
状態[B]　概ね良好です。