ピエール・ブーシェ（Pierre Boucher; 1908-2000）は、フランスのシュルレアリスムを代表する写真家です。ヌードを利用しつつ、ソラリゼーションやフォトモンタージュ技法を駆使した、幻想的で、上品かつ華麗な作品が、代表作。肉体の一部を切り離したり、再構成して異形の物体を生み出しているような作品もある。シュルレアリスム的な作品以外にも、より純粋なヌード作品、スポーツ写真とも呼べるような作品（空中にジャンプしている作品を含む）、船や機関車を含む乗り物などの機械製品を撮影した作品など、その作品は多岐にわたっている。
日本において、ブーシェを本格的に紹介した展覧会は未だ開催されていないが、欧米では高い評価を得ているようです。
contrejour 1988 71p French　状態[B]　天少シミ　他良好